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インプラントのメーカー選びの3つのポイントと比較について

インプラントのメーカー選びの3つのポイント

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インプラントメーカーは日本で流通しているものでも30種類程度、世界で流通しているものでは100種類以上ものインプラントメーカーがあるといわれています。

様々はインプラントメーカーがあり、それぞれで規格が違ってくるため、違うメーカーを組み合わせて使用することはできませんし、メインテナンスなどでインプラントを外すことがでた場合の器具もそれぞれのメーカーで異なってきます。

そのためインプラントのメーカー選びは大切です。

そこで今回はインプラントメーカー選びのポイントと比較について詳しくご説明します。

 

【インプラントメーカー選びの3つのポイント】

1 他の歯科医院でもメインテナンスできるか

インプラントは治療後もメインテンスをしていく必要があります。

そして、ケアをしっかりして良い状態を保っていくとインプラントは長く使用することが出来ます。

ただその間にライフスタイルが変わって転居する場合も少なくありません。

転居して通うことが出来なくなったり、歯科医院自体が閉院してしまった場合に、他の歯科医院で引き続きインプラントのケアをするには、その歯科医院で取り扱っているメーカーでないといけません。

そのため、一般的に広く普及しているインプラントメーカーを選ぶことが大切なのです。

2 実績のあるインプラントか?

インプラントは世界で広く使用されていて歴史があるものと最近出てきて歴史が浅いものがあります。

昔から広く使用されている場合には様々な症例があることが多く、治療後の経過なども知ることが出来ます。

反対に歴史が浅いインプラントだと、取り扱っている歯科医院が少なく、症例も限られてくることがあります。

そのため、歴史があるインプラントを選ぶと安心です。

激安インプラントなどの表記がある所だと一般的に普及していないことがあるので、インプラントのメーカーが広く普及しているものか確認しましょう。

 

3 1回法か2回法か?

インプラント手術は、インプラントを埋入して、歯ぐきの中で定着を待つ2回法かインプラント手術の際に仮歯まで装着することができる1回法があります。

お口の状態によってどちらの手術になるかは歯科医師の判断になることが多いのですが、1回法ができるのは決められたインプラントメーカーなので、手術法によってインプラントメーカーが決められることがあります。

【広く普及しているインプラントメーカー】

ノーベルバイオケア社

ブローネマルクシステム・ノーベルリプレイスインプラント

ブローネマルクシステムは世界で最初にインプラントシステムを開発したブローネマルク教授の名前からつけられたインプラントです。

そのため歴史があり世界で広く普及しているので実績もあります。

そして、インプラントの形態、パーツ、などが非常に豊富のため応用範囲が広く色々な症例に適応することもできます。

またアフターケアも充実していて、インプラント後にペイシェントカードを発行してインプラントの治療の記録をしておきます。

このカードがあると『インプラントのサイズ』『ロットナンバー』なども記載されていてノーベルバイオケアのインプラントを使用している証明になります。

 

ストローマン社

ストローマンインプラント(ITI)

ノーベルバイオケア社に次いで歴史のあるインプラントメーカーです。

世界でも高いシェアを誇り、日本でも人気のインプラントです。

インプラント手術は通常『2回法』で行われますが、ストローマン社のインプラントは『1回法』でできることが特徴です。

ITIのインプラントは表面の凹凸があり、骨と結合しやすい形態になっています。

そのため、インプラントとあごの骨の結合が早くなります。

また、ストローマン社のインプラントの形態はあごの骨が薄い日本人に向いているので、日本で広く使用されています。

 

デンツプライ社

アストラインプラント

ブローネマルクインプラント・ストローマンインプラントと並んで世界3大インプラントと呼ばれています。

『2回法』で行われ、骨吸収が少ないインプラントとして高い評価を受けています。

他のインプラントシステムに比べて比較的安価に手術することができるので人気になっています。

 

【まとめ】

インプラント手術の歯科医院選びの際に『どのインプラントメーカーを使用しているか?』を確認しておくことは大切です。

インプラントは長期間使用することが多い治療なので、ライフスタイルや歯科医院の閉院などが起きても他の歯科医院でケアをすることができる必要があります。

インプラントシステムごとに器具などが違ってしまうため、取り扱いのないインプラントシステムだと取り外しやケアも出来ないことがあります。

その様なことがない様に一般的に広く普及しているインプラントメーカーか確認することやどのメーカーか記録しておくことも大切です。

インプラントメーカーによってはどの様なインプラントが入っているかカードに記載して患者さんに渡してくれる所もあるので、確認しておきましょう。

 

  • -この記事を監修した歯科医-

    くろさわ歯科医院 副院長 前田 昌孝

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