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歯周病を予防するためには!?歯周病の原因を解説

歯周病を予防するためには!?

歯ブラシと顎模型の写真
歯周病は始めの頃は自分で気づくことが難しく、気づかないうちにどんどん症状が進行することの多い病気です。

進行してしまうと歯がグラグラして食事がしにくくなる場合や、ひどくなると歯を失ってしまうこともあるのです。

その様なことにならないために、日頃からケアをして歯周病対策をすることが大切です。
そこで今回は歯周病を予防するためにはどの様なことをしたら良いかと原因についても解説しますので、参考にしてみてくださいね。

【歯周病って何?】

歯周病は誰でもかかる可能性にある身近な病気です。

30代の方では約7割の方が歯周病で生活習慣病として認識されてきています。 多くの人がかかる身近な病気ですが、大切な歯を失ってしまう場合もある怖い病気です。

そして、歯周病はすぐに悪化するのではなく、少しずつ段階を経て進行していきます。 ただ、初期の頃には自覚症状がほとんどなく、自分で気づくのが難しいという特徴の病気です。

また、進行すると歯がグラグラして抜歯も必要になる歯周病ですが、早めに治療することで症状を安定させることができます。

【歯周病の原因とは?】

① プラーク(歯垢)

歯周病の大きな要因はプラークです。 ブラッシングが十分でないとプラークが残ってしまい、そのプラークの細菌が増殖して歯ぐきに悪い影響を与えます。 その時歯ぐきは炎症を起こして『腫れ』や『出血』の症状が出ることもあります。

また、歯周ポケットは酸素が少なく、歯周病菌が好む環境で増殖し、プラークが着いたままになると歯を支えている骨に影響を与え、ひどくなるとグラグラしてしまうこともあります。

② 生活習慣とお口の環境

・喫煙

タバコのヤニはザラザラして汚れを着きやすくします

また、タバコのニコチンは血流を悪くして免疫機能の影響を与えます

免疫が低下すると歯周病菌に対しての抵抗力が弱まり、歯周病が悪化する原因になります。

・睡眠不足

睡眠不足は免疫機能を低下させる原因です。

免疫が落ちると歯周病菌が増殖しやすくなります。

若いころは少し寝なくても平気でも、30代を過ぎると睡眠不足や偏った食生活などの生活習慣で歯周病が悪化する原因になります。

・乱れた歯並び

歯並びが乱れていると歯が重なり合うことが多くその部分に汚れが着きやすく磨きにくくなります

そのため、その汚れが原因で虫歯や歯周病のリスクを増やしてしまうのです。

歯並びは自分では改善することができないため、矯正が必要です。矯正は見た目だけでなく、虫歯や歯周病のリスクを減らせることやかみ合わせをしっかりできることで食事をしっかりと取れ、胃腸の負担を軽減することができます。

また、かみ合わせが整うことで肩こりや頭痛などの症状が落ち着くこともあるので、歯並びが乱れている場合には大人の方でも矯正をするとメリットが多いのです。

【歯周病予防のポイント】

① 歯ぐきの状態をチェックする

歯周病は初期の段階では痛みもほとんどなく、自覚症状が少ないのですが、歯ぐきの状態に変化はあります。 健康な状態の歯ぐきはピンク色で引き締まっているのですが、初期の歯周病では炎症を起こして赤みが見られる場合や少しプヨプヨした感じになることもあります。

日頃から歯ぐきの様子をチェックする様にしましょう。

② 適切なブラッシングで汚れを落とす

〈歯磨きのポイント〉

・汚れが着きやすい場所をしっかり磨く

特に汚れが着きやすい部分は『歯ぐきの境目』と『歯と歯の間』と『奥歯のかむ面』です。

歯ぐきの境目には歯ブラシを斜め45度に当てて1本~2本程度細かく動かします。 この時歯ぐきの境目に入り込ませるイメージで歯ブラシを当てていきましょう。 そして歯ぐきの境目と歯の面は別に分けて磨きましょう。

・寝る前はしっかり磨く

寝ている間は唾液が減少してお口の中が乾燥しやすくなります。 唾液には自浄作用がありますが、唾液が減少すると細菌が増殖しやすい環境になります。

そのため、夜寝る前は念入りにブラッシングをして汚れを落としましょう。

・正しい力加減で磨く

歯磨きを強い力で行うと歯ぐきが下がる原因になります。 またゴシゴシ強い力で磨くと大きなストロークになることが多く、細かな部分に汚れが残りやすくなります。 そのため毛先が広がらない程度の力で磨きましょう。

歯ブラシをグーで握ると力が入りやすくなるので、鉛筆を持つようにして歯ブラシを持ち、力を入れすぎずに力加減をコントロールしましょう。

③ 定期的にプロケアを受ける

毎日ケアをしていても、苦手な部分は汚れが残ってしまいやすく、その部分から不具合が出てしまうことも少なくありません。 そのため、定期的に検診をうけて汚れが着いていないか、歯周病の症状が出ていないか確認すると安心です。 汚れが着いている場合にはクリーニングで汚れを落とすことができますし、その部分の落とし方も確認することができます。

また、歯周病の症状が出ている場合には早めに対処をすることができるのでどんどん進行することも防げます。

【まとめ】

歯周病はいつの間にか進行する病気ですが、大きな原因であるプラークをしっかりと除去することで予防でき、進行を防ぐことができます。 そのためには毎日のケアをしっかりと行い、定期的のプロケアを行ってお口の中の環境を整えてあげましょう。

  • -この記事を監修した歯科医-

    くろさわ歯科医院 副院長 前田 昌孝

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